仙台の奥座敷 秋保温泉郷を巡る × キャデラックXT5 / Vol.3 ②
その他
平家落人の隠し寺までは、雪が残ったくねくねとした細い山道が続きます。
雪で、でこぼこした路面や溶けた雪が凍ってツルツルになっている路面もあり、更に道幅も狭い!そうなると冬の山道の運転は神経を使いますよね。
XT5には、雪道などのトラクションが低下する状況で、自動的にブレーキ圧を高めるとともにエンジン出力を低減し、でこぼこした道でも安定性を保つシステム(スタビリトラック)が装備されているので、ハンドルが大きく取られることもなく雪道をサポートしてくれます。もちろん車体の安定性も優れているので、ドライバーだけではなく乗車している全員が快適に過ごすことができます。
XT5のサポートで、スノードライブを楽しみながら進んで行くと、道中には、大倉ダムの天端を渡る場所があります。そこから見える景色も綺麗なんです。この日は雪が降っていたため、凍った湖面に雪が積もっており辺り一面が真っ白。どこまでも続く白い雪景色も綺麗でした。
大倉ダムは、日本で唯一のダブルアーチダム。二連のアーチダムは日本では大倉ダムだけで、美しいダブルアーチダムとして有名なのだとか。大倉ダム公園もあるようなので、公園からダムを眺めるのも良いかもしれませんね。
大倉ダムからの光景を眺めたあと、さらに山道をくねくね上へと登って行くと、平家落人の隠し寺「定義如来 西行寺」へ到着です。
定義山の「定義如来 西行寺」。別名、平家落人の隠し寺と言われる由来は、戦いに敗れた平家が源氏から身を隠していた事からきているようです。
詳しくは今から約八百年前、平重盛公(内大臣・小松殿)が平和祈願の為に中国の欣山寺に黄金を寄進。その際に送献されたのが、阿弥陀如来の宝軸でした。平家が壇ノ浦の戦いに敗れた後は、平重盛公の重臣・肥後守平貞能公がこの宝軸を守り、源氏の追討を逃れるため名も定義と改め、この地に隠れ住みました。それが定義如来という呼び名の由来でもあります。
貞能公は建久9年(1198年)7月7日御年60才で亡くなられましたが、墓上には小堂を建て如来を安置し、後世に伝えていくことを従臣たちに遺言。それを守り、宝永三年(1706年)には早坂源兵衛が出家し、極楽山西方寺の開造となりました。
定義如来 西行寺の境内を巡る前に….お昼ご飯で腹ごしらえです。p(^^)q
西行寺の門前町には数十軒のお店、お土産や玉こんにゃく、揚げ饅頭などの様々なお店が並びます。お店に立ち寄りながら食べ歩きするのも楽しみのひとつ♪
本日のお昼ご飯は、門前町の中ほどにある「はやとみ」にていただきました。
外観からも分かるように、木のぬくもりを感じる暖かい雰囲気の店内でした。
美味しそうなメニューがたくさんあるなか迷って迷って、”ぶっかけうどん” と “豆乳ごまうどん” を注文(^^)
ぶっかけうどんには、大根おろし・小口ねぎ・天カス・三角油あげ…等のたくさんのトッピングがのっており、ガーッと混ぜて食べるのがオススメ。豆乳ごまうどんはクリーミーでまろやかな豆乳とごまの香ばしい風味がベストマッチ!とても美味しかったです。 寒い冬に体が温まる最高の1杯でした♪
はやとみでご飯をいただきましたが、別腹というものが存在するのです!
定義山に来たら外せない『三角定義あぶらあげ』をデザート代わりに♩ 三角定義あぶらあげは、定義山の名物。
手のひらサイズで厚さ3mmほどのボリュームある油あげを、お店で揚げたてアツアツの状態で食べられます。醤油と七味をかけて一口ほおばれば、外はカリカリ、中はふわふわジューシー!この食感はお店での揚げたてにしか味わえない美味しさ。油あげがこんなにも美味しいなんて、三角定義あぶらあげを食べるまでは知りませんでした!そのくらい一度食べたら虜になってしまう美味しさなんですよ!定義山へお越しの際は是非お召し上がり下さい(^o^)
お腹を満たしたところで、定義如来 西行寺の境内を巡りに出発!
まず始めに参拝者を迎える西方寺山門。こちらは昭和7年に建立した楼門形式の山門です。三猿や唐獅子、十二支、天女などの緻密な彫刻が施されております。その緻密さは、思わず見入ってしまう程。入り口の左右には、密迹金剛神(阿形)、那羅延金剛神(吽形)(いづれも翁朝盛謹作※)の金剛力士が立って、伽藍守護の役目をしています。
西方寺門を通り貞能堂にて参拝した後さらに奥へと進むと、縁結びの御神木があります。
平貞能公は、この地へ逃げ着いたとき、安住の地として定め、それまで護持してきた安徳天皇の遺品を埋め、その目印に2本のケヤキを植え、その菩提を弔ったと伝えられています。貞能公に墓標として植えられた二本のケヤキは、いつしか一つになり、「連理のケヤキ」と呼ばれ、縁結びの御神木として多くの参拝者がお参りをするようになったそうです。しかし、大正3年秋に婦樹が、大正7年秋に夫樹が倒れ、根元だけが縁結びの神木として残りました。根本だけを見ても迫力のある大きさです!この「連理のケヤキ」根元から新しい子どもケヤキが誕生し成長しているそうなので、連理のケヤキのように多きなケヤキになる日が楽しみです!
定義山の中心には、平成11年11月に6年の歳月を費やして完成した、 総青森ひば白木造の現本堂が建てられております。こちらは20世紀最大の青森ヒバ木造建築といわれています。本堂内での参拝も可能で、大天蓋には美しいステンドグラスと上部に配置された25菩薩様が静かにお迎えしています。本堂へ立ち寄った際はぜひ本堂内にて参拝をしてみて下さい。
本堂の前には大きな雪だるまが♪☃ なんとも愛らしい顔をしている雪だるまに癒された後は、右手にみえる五重塔へ。
定義山に建てられた五重塔は、平貞能公への報恩感謝とその御供養と、人類の恒久平和を祈念するシンボルの塔として建立されました。高さは約29メートルで純和洋木造となっております。
雪化粧された木々のなかに、雪をかぶった五重塔が見え何とも言えない景観を楽しめます。
また、五重塔にある浄土庭園には、雑木(モミジ、ナラ、ブナ等)1000本が移植され、春の新緑、秋の紅葉の頃は美しい紅葉を見ることが出来るのだそう。春夏秋冬訪れて季節の移りを楽しむのも良いですね(^_^)
話は変わりますが、仙台は「杜の都」と言われています。「杜の都」の「杜」は、山などに自然に生えている樹木や草花だけではなく、そのまちに暮らす人々が協力し合い、長い年月をかけて育ててきた豊かな緑のこと。「杜の都」と表するところに、「神社や寺、屋敷のまわりを取り囲んでいる『緑』、人々がていねいに手入れをしてきた『緑』こそが仙台の宝」という市民の想いが込められているのだそうです。
今回巡った、仙台の奥座敷「秋保」や平家落人の隠し寺「定義如来 西行寺」には、「杜の都」に込められた市民の想いを感じる場所がたくさんありました。今回は冬の季節だったため、雪化粧をした景色を楽しむことが出来ましたが、春を迎えたら仙台の宝『緑』が茂るまた違った景色を見に巡ってみようと思うのでした(^^)
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