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Vol.10 羽州三山山岳信仰と輪廻転生を辿る古修験道、及びもせぬがと謳われし財を成し得た北前船 ②

セールスアシスタント 髙橋 真夏

お昼ご飯をいただきに向かったのは、酒田の歴史ある老舗料亭「香梅咲」(かめざき)。

酒田はその昔、北前船で京の都との交易が盛んに行われ、「西の堺、東の酒田」と称されるほど活気に満ちていました。

香梅咲は、江戸末期安政年間創業から150年の歴史のなかで、「庄内の旬の味」を伝える料亭としてだけではなく、「北前船の交易で花開いた湊町酒田の面影」をも伝える料亭です。

 

 

香梅咲の門構えをくぐると、樹齢260年、立派な梅の古木が。

女将さんいわく、創業当時この立派に咲く梅の花を見て「香梅咲」と名前をつけたそうで、名前の由来になっている梅の木だそうです。

今の季節、梅の花が咲いていないことが残念。いつか満開に咲く梅の花を見てみたいです。

 

 

店内には、日本庭園や太鼓橋が架かり、歴史、風情、趣ある落ち着いた雰囲気。

 

そしてなんと、天皇陛下、皇后陛下に献上したお料理の写真もございました。

 

案内されたのは日本庭園を通り過ぎ、中二階のお部屋。

和の雰囲気が漂い、ゆったりとすごせる空間で、窓の外からは庭園を眺めることができるお部屋でした。

お料理が出るまえから、この料亭に流れる雰囲気で心が満たされます。

 

今回は、”レディース懐石料理”をお願いしました。

その懐石料理の内容は、メバルと真鯛の混布じめ・サーモンのゆうあん焼き・口細ガレイの天ぷら・弁慶めし・むきそば・お漬物と無花果の寒天。

どのお料理も全てが美味しい。口細ガレイは身だけではなく、骨も素揚げされたせんべいになっており、残す所なく素材全てを味わうことができます。

無くなってしまうのが勿体なくて、ゆっくりと味わいながら頂きました。

素材を活かす薄味仕立ては、京風会席を受けつぎながらも、香梅咲独自の味と伝統なのだそうです。

 

このような歴史ある料亭に行くのは少し緊張してしまいます。

ですが、柔らかい料亭の雰囲気や気さくな女将さんのおかげで緊張もほどけ、リラックスして昼食を楽しませていただきました。

 

昼食ではいくつかの懐石コースがあるようなので、酒田へ訪れた際は、歴史を感じつつも美味しい料理に舌鼓してみてはいかがでしょうか。

 

香梅咲の料亭やお料理に京の風情・京の風味がただようのは、やはり港町酒田へ直接入った北前船の文化の名残があるから。

そこで、酒田に残る北前船の名残や文化を求めて、酒田を巡りたいと思います!

 

 

▼香梅咲料亭の隣に建つのは「舞娘茶屋・雛蔵畫廊  相馬楼」。

江戸時代から酒田を代表する料亭であった「相馬屋」を改装し、平成12年3月に開樓。

木造の主屋は、明治27年の庄内大震災の大火で焼失した直後、残った土蔵を取り囲んで建てられたもので、平成8年11月、国の登録文化財建造物に指定されています。

京都から様々な物資を運んで来る北前船の豪商たち。お座敷では、芸妓や半玉たちが踊りや三味線などで豪商たちをもてなしていたのだとか。

相馬楼では、当時の雅びが舞妓さんたちの踊りとともに鮮やかに蘇ったとされています。

舞妓さんの踊りを楽しみつつ豪商たちをもてなしていた時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

 

▼米どころ庄内のシンボル「山居倉庫」。

山居倉庫は明治26年、旧藩主酒井家によって建てられた米保管倉庫。全部で12棟の倉庫が並んでいます。

かつて北前船による交易で栄えた港町。その繁栄を支えた、庄内地方の米の保存用倉庫として使われていました。

今は一部を観光施設として、またJA全農庄内の農業倉庫として現役で活躍しています。

 

荷物を積んで最上川を上り下りする船、「小鵜飼船」が復元されています。

小鵜飼船は3人乗りで、一度に30~50俵(2~3t)ものお米を運ぶことができたのだそうです。

 

白壁、土蔵づくりの倉庫は、屋根は内部の湿気防止のため二重屋根に。そして、夏の高温防止のために背後にケヤキ並木を配するなど、自然を利用した先人の知恵に驚かされます。

今では樹齢150年を超えるケヤキ並木となっており、山居倉庫と四季の移ろいを感じることのできるケヤキ並木とのコントラストは訪れる人々の心を癒しています。

 

山居倉庫からは鳥海山を眺めることもできます。

訪れた際には山居倉庫をぐるっと一周散歩してみるのがおすすめ。

最後は酒田市観光物産館「夢の倶楽」で、お土産やお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか(*^^*)

 

 

 

 

▼日本一の大地主、「本間家旧本邸」

北前船による米の出荷と帰り荷で仕入れた日用生活必需品を販売する「のこぎり商い」で店を大きくし、大名に貸し付けをするまでになった本間家は、「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」と詠われるほどの豪商に。

また、商いによって得た利益で冷害などによる荒れた土地や田畑を耕せるまで改良し、日本一の大地主として知られるようになったそうです。

 

本間家は地域と共に歩み発展に尽くしており、江戸時代を通じ、海沿いの飛砂の害から人々を守るための砂防林の植林、学問奨励のため寺社への寄進を行うなど、地域のために尽力したのだとか。
現在でもその業績をたたえており、酒田市には、松林や寄進した寺社仏閣など、本間家ゆかりの場所が数多く存在しています。

 

日本一の大地主でありながら、酒田の発展に努め共に歩を進めた本間家。

本間家旧本邸で、そんな本間家の商人としての気慨、精神や想いを肌で感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

北前船の名残や文化を求めて回った酒田市は、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」として平成29年4月「日本遺産」の認定を受けています!

日本遺産とは、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーとして文化庁が認定するものです。

この酒田市を巡って、「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」のストーリーを感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

酒田市を離れて次に訪れたのは「鼠ヶ関」(ねずがせき)。

鶴岡市の南西部に位置し、新潟県との県境に面しています。
新潟県の伊呉野とは海岸沿いの一部で市街地同士が接しており、伊呉野も鼠ヶ関の一部のように扱われることがあることから、全国的にも珍しい、県境が市街地の中に引かれているのだそうです!

そして、鼠ヶ関の名勝弁天島では、赤い鳥居の奥に白亜の灯台が立つ景観を楽しむことができます。

▼灯台まで歩いて行くこともできるそうなので、ぜひ近くで鳥居と灯台のコントラストを楽しんでみて下さい。

 

またここ鼠ヶ関は、源義経、弁慶らの一行が兄頼朝に追われ、奥羽に逃れる時に舟で上陸した地として伝えられています。

夏になると海水浴場として賑わう鼠ヶ関ですが、歴史の1ページとして偉人たちがこの地を踏んでいたのだと思うと郷愁を感じさせます。

 

これから海が気持ちいい夏が訪れます。

この歴史ある鼠ヶ関に、海水浴を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか(*^^)

 

穏やかな波の音と綺麗な海を眺め、心が和んだところで帰路へと向かいます。

月山ICで高速を降り、少し寄り道。

東の奥参りで月山神社本宮に立ち寄ることができなかったので、内陸月山、月山スキー場へ。

 

月山スキー場までは、くねくねとした山道が続きます。想像以上にきついカーブが続く道は道幅も狭く、車同士がすれ違うのもやっとのこと。

シフトをマニュアルモードに変更し、ドライバーモードコントロールをスポーツモードに選択。

すると、元々鼻先軽く軽快なCTSがさらに軽快に。

カーブに差しかかった際の正確な操縦性、素直な走りとAWDの高い走行安定性で、きついカーブの道でもすいすいと登っていってしまいます!

普段は運転のしづらい山道ですが、そんな道だからこそ走行してみると、CTSの走行性能の高さ、シャーシバランスの良さを実感します。

 

 

月山スキー場に向かう途中に、「弓張平公園」があります。

実はこの弓張平公園、とても広いんです!

・キャンプ地区

・スポーツ施設区(パターゴルフ場、テニスコート、陸上競技場、野球場など)

・植物園区(植物園、ハーブ園、巨大迷路、子供広場など)が設備。

大人から子供まで、1日中楽しむことができますね。

 

この弓張平山公園、とても気になるのですが本命は月山スキー場。

さらに上へと登っていきます!

いつまで続くんだー!と思ってしまうくらいのくねくね道を超えるとようやく雪をかぶった月山が見えてきました。

 

 

月山スキー場は、冬の期間、雪が多すぎて除雪が間に合わないため、暖かくなる4月からオープンするスキー場。

標高1,600mの高地にゲレンデがあり、なんと7月まで滑走可能なのだそうです!

暖かい気候のなか、大自然を満喫しながら滑走するのは気持ち良さそうですね。

滑らなくても、月山スキー場から眺める景色は遠くまで見渡すことができ、清々しい気持ちになりました。

 

 

今回は内陸月山のスキー場を訪れたので、いつかは月山神社本宮へ、そして湯殿山へも足を運び出羽三山を制覇!したいです。

 

本日巡った酒田では、今まで知る事のなかった歴史を知る事ができました。

北前船の交易がもたらした様々な文化が今もなお受け継がれている酒田は、「古き良きもの」が訪れた所々に散りばめられており、地域の歴史的魅力を発信し大事にしている事が伝わり、素敵な所だなと感じました。

皆さんも酒田の歴史を一つ一つ感じながら、ゆったりと散策をしてみてはいかがでしょうか。

きっと酒田のことを好きになるはずです(*^^)

 

 

今回一緒に山形を巡ったのは、CADILLAC CTS。

エクステリアデザインの際立つ美しさや、贅沢な室内空間のみならず、パフォーマンスにおいても大きな感動をもたらし、スマートに街中を走ることができます。

高速道路や海沿い、山道などいろいろな場所を走ったのですが、平均燃費はなんと「15.6L/100km」!(平均100km走行時、1Lの燃費)

2.0L直噴ターボエンジン、8速オートマチックトランスミッションで、鋭いレスポンスと素早いギアチェンジと胸のすく加速を生み出すCTS。そんなCTSの走りを燃費を気にせず、思いっきり走りを楽しみながら普段のドライブを堪能できるお車です。

 

 

 

 

最後に、*山形のお土産紹介*

 

山形といえば、さくらんぼ(#^^#)

山形は全国生産量の約7割を占めるさくらんぼ王国!

中でも有名な「佐藤錦」の収穫盛期は6月16日~20日と予想されています!

今の時期は、さくらんぼ狩りも人気ですよね♩

 

 

山形県酒田の日本酒で有名な「初孫」。

創業は明治26年(1893年)、当時回船問屋を営んでいた初代佐藤久吉が「金久(きんきゅう)」の銘柄で世に送り出したのが始まりとされています。

しかし、昭和のはじめ当主に長男が誕生したのを機にみんなに愛され喜ばれる酒にしたいと酒名を「初孫(はつまご)」と改めました。

初孫にも様々なシリーズがあるのですが、今回は「魔斬」を♩

名の由来は漁師が使う切れ味鋭い小刀。魔を斬ることから、魔除けの縁起物とされています。

名前の通り、抜群の切れ味の辛口で魚介系にはぴったりのすっきりとした後味の日本酒でした。

次は違うシリーズも飲んでみたいです!

 

山形へ訪れたは、ぜひぜひお手に取ってみて下さい(^^)

 

 

 

 

 

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