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平泉で世界遺産をめぐり、手に入れる最強の御札! × キャデラック XT5 / Vol.11 ②

セールスアシスタント 髙橋 真夏

東北地方で初の世界文化遺産となった「平泉」。

 

平安時代後期、平泉は奥州藤原氏三代によって黄金時代を迎えました。

その栄華は、長い戦いの歴史を経て11世紀末、初代清衡から始まります。

清衡は、戦のない平和な世界 ” 理想郷 ” を実現するために、中尊寺を建立しました。

その後、想いを継いだ二代基衡は毛越寺、三代秀衡は無量光院を建立。金の産出が豊富だったこともあり、平泉は100年に渡って栄えました。

しかし1189年、四代・泰衡が源頼朝の軍勢との戦に敗れて、奥州藤原氏は滅亡。その後、建物の多くは焼失してしまいました。

それから約800年の時を越えた2011年、平泉は世界文化遺産に認定されたのです。

 

奥州藤原氏三代によって栄えた平泉。

その歴史を辿るべく、まずは中尊寺へと足を踏み入れます。

 

▼標高130mほどの丘陵に位置する中尊寺へは、表参道である ” 月見坂 ” を登っていきます。

 

▼展望台「東物見台」

北から流れる大河、北上川とそれに西から加わる衣川、そして北に広がる平野が見渡せます。

 

▼「弁慶堂」

源頼朝に追われて平泉に落ち延びた義経と弁慶にちなんで建てられました。

潔く男気あふれる、弁慶と義経を見ることができます。思わず「弁慶の立ち往生」「その時義経少しも騒がず」そんな場面を連想してしまいます。

 

▼「本堂」

中尊寺の山内十七ヶ院を包括する中心道場。

壇の両脇には、総本山比叡山延暦寺より分灯された「不滅の法灯」が護持されています。

 

▼「峯薬師堂」目のお守りや絵馬があります。

 

話がずれてしまいますが…ここ「峯薬師堂」からは”コロコロ”  “コロコロ”♩ というカエルの大合唱が聞こえてきます。

そのカエルの正体は「モリアオガエル」!体力に自信があるカエルは木登りをしているそうです!!!

よ~~~く木を見てみると、居ました居ました(^o^)

分かりますか?ちなみに、葉っぱにくっついている白い固まりは、モリアオガエルの卵だそうです。

 

眠そうにしているカエルや、元気に遊んでるカエル…可愛かったですよ(*^^*)

梅雨の今の時期にしか聴こえないそうなので、梅雨に中尊寺へ訪れた際は耳をすましてみて下さいね♩♫

 

 

▼「讃衡蔵外観」中尊寺に伝わる国宝・重要文化財を多数見ることができ、深く歴史を知ることができます。

 

▼いよいよ、平泉の栄華を象徴する『金色堂』(国宝建造物第一号)

金色堂はこの覆堂内にあります。

 

▼金色堂内陣(平泉HPより)

度重なる火災によって、多くの堂塔が焼失したなか金色堂だけが、中尊寺創建当初のまま残る唯一の建造物。

堂は屋根の木瓦を除き、内外共に総金箔張り。

内陣部分は、螺鈿細工や象牙、宝石を贅沢に使用。

清衡の極楽浄土の有様を具体的に表現しようとした切実な願いによって、往時の工芸技術が集約された御堂です。

金色堂には奥州藤原氏四代が今もなお安置されております。

 

 

中尊寺を建立した清衡が一番に望んだことは、平和な世の中をつくること。

そのために、たび重なる戦により命を落とした敵味方を含めた全ての人々の霊を慰さめ、弔うために、中尊寺の建立を始めたのだそうです。
中尊寺を建立するにあたり清衡は、『中尊寺建立供養願文』というものを書いています。これは、争いのない平和な国にすることを誓った、宣誓書のようなもの。このように、平和な世の中を目指して国造りをはじめた例は、世界の歴史の中でも極めて珍しいそうで、清衡の平和国家建設、浄土思想にかける強い思いが伝わってきます。

 

 

▼松尾芭蕉が平泉を訪れた際に「五月雨の 降り残してや 光堂」と詠んでいます。

「年々降り続いて、すべての物を朽ちさせてきた五月雨も、この光堂だけは降り残したのだろうか。」という思いが込められています。

清衡の世の中を平和にしたいという強い思いが金色堂に込められていたからかもしれませんね。

 

松尾芭蕉は、中尊寺の東南にある高館へも訪れており、「夏草や 兵どもが 夢の跡」と詠みました。

「今はただ夏草だけが生い茂るばかりだが、ここはかつて義経主従や藤原一族の者たちが功名・栄華を夢見たところである。」知るや知らずやこの夏草を眺めていると、すべてが一炊の夢と消えた哀れさに心が誘われる。と、栄華の儚さを詠んでいます。

 

 

他にも、「金色堂覆堂」、伊達藩主によって建立された「白山神社能楽殿」等の様々な堂塔が建立されており、清衡は20年という年月をかけて中尊寺を完成させました。

 

  

 

戦のない平和な世界 ” 理想郷 ” を実現するための中尊寺、今でも戦争のない平和な国として日本は進んでいますが、はるか昔の時代から平和は願われてきたんだなと思うと感慨深いものがあります。そんな清衡の気持ちを感じながらこの中尊寺をぜひ巡ってみて下さい。

 

 

次に向かったのは、毛越寺。

毛越寺は中尊寺と同じく、嘉祥3年(850)に慈覚大師円仁によって開山されたと伝えられています。その後、二代基広が造営に着手し、三代秀衡の時に完成しました。

 

 

基衡は、清衡が描いた仏教を中心とした平泉の街づくりをさらに発展させていきました。

当時の毛越寺には、お堂や塔が40以上もあり、お坊さんが生活する建物は500以上もあったそう。「吾朝無双(我が国に並ぶものがない)」と言われるほど立派なものだったそうです。

最盛期には中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったといわれています。

2度の火災にあい建物は残っていませんが、礎石(建物の土台となる石)や大泉が池を中心とした浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されており、国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けています。

 

 

▼「毛越寺本堂」

 

▼「毛越寺庭園」 水と緑で極楽浄土の世界を表現した、平安時代の貴重な浄土庭園。

 

浄土庭園とは仏堂と苑池とが一体として配された庭園。

敷地いっぱいに広がる「大泉が池」は浄水をたたえ、その周辺には、州兵、荒磯風の水分け、池を水に引き入れる遣水など、自然の景観が表されています。

 

▼「遣水」 往時の姿のままに発見され、平安時代の遣水としては唯一のものです。

 

▼「開山堂」毛越寺を開かれた慈覚大師円仁をお祀りする堂です。

 

▼「常行堂」本尊は宝冠阿弥陀如来。奥殿には秘仏摩多羅神をまつる。

 

▼嘉祥寺跡や金堂円隆寺跡などの礎石(建物の土台となる石)が点在しています。

 

 

毛越寺庭園に点在するお堂や礎石を見て回りながら、毛越寺いかに大きく立派なお寺だったのか、往時に思いをはせてみてはいかがでしょうか(^^)

また、庭園には季節の花々が植えられています。今の季節はあやめが綺麗に咲いていました♩

毛越寺は季節によっても趣きが異なり、一年を通して変化が楽しめるのも魅力の一つです。

800有余年を経た現在も、平安時代の優美な世界を見せてくれる毛越寺は中尊寺とはまた違う歴史や景観を感じることが出来ます。

 

 

 

平泉の代表的な2つの寺院を巡り、平泉・奥州藤原氏三代の歴史を辿りました。

その奥州藤原氏三代の100年に渡る黄金文化を支えたのは気仙地方の代表的な金山です。

XT5とのドライブもかねて、気仙地方へと向かいます!!

 

 

向かった先は、陸前高田市竹駒町の氷山の麓にある「玉山金山跡」。

平泉の中尊寺にある「金色堂」はこの玉山金山の金を使って建てられたといわれています。

玉山金山は規模も大きく、産金量も多く繁栄を極めた史実と伝説に彩られた気仙地方の代表的金山。いくつも金を掘った抗道の跡や、そこで働いていた人たちの住んでいた跡や神社があります。

 

その跡は、玉山金山に点在しており車で登りながら見つけていく形でした。

 

▼「検問所跡」

玉山金山の入口にある、昔採金華やかな頃に多くの人が出入りした検問所のあとです。

 

▼「製錬所」

金鉱石を鉄槌で砕き石臼でひいて細かくし、それをゆり分けて金を採り出した所。

 

▼「行基菩薩腰掛岩」

玉山金山を発見した僧行基が休憩されたとされる岩です。

 

▼「御金山下代松坂家屋敷跡」

文禄二年(1593)から、松坂氏が代々住んでいた屋敷跡と伝えられています。

 

 

 

他にも、「博打岩」や「刀洗水」、「大天婆様」等を見ることができます。

山道を登りながら、色々な場所に点在している案内板を見つけるのは楽しくもありました♩

  

 

 

玉山金山は所有地という事もあり立ち入ることは出来ませんでしたが、

「抗道の跡」や「千人坑」なども奥まで進むと見れるそうです。(写真は高田旅ナビより)

 

奥州藤原氏三代の繁栄があったのも、この玉山金山があってこそ。

中尊寺や毛越寺に比べるとあまり知られてはいない場所ですが、平泉を訪れた際は、平泉の繁栄のきっかけでもあり、100年に渡る黄金文化を支えた玉山金山へも是非足を運んでみてください。

 

 

今回巡った平泉は、世界文化遺産に登録されています。

 

世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物。

現在を生きる世界中の人々が過去から引き継ぎ、未来へと伝えていかなければならない貴重な文化財(文化遺産)や自然(自然遺産)のことです。

 

この立派な世界遺産に登録された平泉。

平泉の歴史や奥州藤原三代の思いなど、これから先も未来へと受け継がれていってほしい日本の大切な宝物だなと思いました。

 

 

一緒に平泉を回った CADILLAC XT5!

おすすめポイントを2つご紹介致します。

 

①駐車時の安全な操作をアシストするシステム。

低速での前進または後退時に、自車を真上から見下ろしたような360度のカメラ映像と、フロントカメラ映像 or バックカメラ映像がセンターディスプレイに同時に表示されます!

死角を無くし周囲の状況が確認できるので、安全・確実に駐車や後退操作が行えます。

 

 

②優れた燃費性能。

新世代の3.6ℓ V6エンジンを搭載。

アクティブフューエルマネジメント、直噴システムや可変バルブタイミングなどの先進技術を導入し、パワーがありつつも効率、洗練性を高次元で持ち合わせます。

今回の平均燃費は「17.2L/100km」(平均100km走行時、1Lの燃費)、と優れた燃費となりました!

 

 

皆さんもXT5と一緒に平泉の歴史に触れてみてはいかがでしょうか(^^)

 

 

 

 

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